家庭菜園を始めたばかりのときや、次の作付けまで畝が少しだけ空いたときには、収穫まで何カ月も待つ野菜より、短期間で収穫できる野菜が便利です。
ただし、「収穫まで30日」と書かれている野菜でも、寒冷地では時期によって大きく変わります。
そこでこの記事では、種まきから最初の収穫までの日数、普通に食べる大きさまで育てるか、寒冷地で低温になったときの遅れ、空いた畝を短期間だけ使いやすいか、の4点を分けて比較します。
まず結論|普通サイズなら30~40日級が速い
| 順位 | 野菜 | 収穫目安 | ポイント |
|---|---|---|---|
| 別枠 | ベビーリーフ | 20日~ | 若い葉を収穫するため最速クラス |
| 1位 | ラディッシュ | 約30日 | 根まで収穫でき、短期間で完結 |
| 2位 | コマツナ | 30~40日程度 | 高温期は25~30日程度の品種もある |
| 3位 | ミズナ | 30~40日程度 | 小株なら約1カ月から収穫可能 |
| 4位 | ルッコラ | 30~40日 | 春秋の適期。夏は25~30日 |
| 5位 | シュンギク | 約35日~ | 株張り型は適温下で35日前後 |
| 6位 | チンゲンサイ | 40~50日 | 夏は約30日まで短縮 |
| 7位 | 小カブ | 40~50日 | 極早生品種では25~30日の例もある |
| 8位 | ホウレンソウ | 40~50日程度 | 冷涼な時期向き。低温すぎると遅れる |
| 9位 | ダイコン | 約60日 | 一般的な早生・秋どり品種なら約2カ月 |
| 10位 | 葉ネギ | 約60日 | 株元を残せば再収穫も可能 |
同じ日数帯の野菜は、ほぼ同着と考えてください。特に30~40日級は、品種・気温・収穫サイズの違いだけで簡単に順位が入れ替わります。
ベビーリーフは20日~|ただし通常サイズとは別枠
最も早く食べ始めたいなら、ベビーリーフは非常に強い選択肢です。サカタのタネの「ベビーリーフレタス スザナ」では、種まきから20日~収穫とされています。
ただし、ベビーリーフは若い葉を小さいうちに利用する方法なので、今回は正式な1位にはせず「別枠最速」としました。
収穫まで早い野菜TOP10
1位ラディッシュ|約30日
ラディッシュは「二十日ダイコン」とも呼ばれますが、実際には必ず20日で収穫できるわけではありません。代表的な栽培例では種まき後30日ほどが目安です。
それでも根菜としてはかなり早く、約1カ月で丸い根まで収穫できるのが魅力です。
2位コマツナ|30~40日程度
コマツナは短期栽培の代表格です。高温期には25~30日ほどで収穫できる品種もあります。
低温期では70日以上になる栽培資料例もあり、「コマツナ=いつでも30日」ではありません。
3位ミズナ|30~40日程度
ミズナも小株どりならかなり早い野菜です。夏まき25~30日、春・秋まき30~40日、冬場60~80日程度の目安があります。
4位ルッコラ|30~40日
春・秋まきで30~40日、夏まきで25~30日、晩秋まきでは60日以上が目安とされています。
5位シュンギク|約35日~
株張り型では適温下で生育日数35日前後の例があります。茎を途中で切り、その後伸びる枝を繰り返し収穫する育て方もできます。
6位チンゲンサイ|40~50日
夏季は種まき後30日、春・秋季は40~50日で収穫できる栽培例があります。
7位小カブ|40~50日
一般的な小カブは40~50日級。極早生品種には春・秋まきで25~30日の例もあります。
8位ホウレンソウ|40~50日程度
冷涼な気温を好み寒冷地と相性のよい葉物ですが、低温になるほど生育速度は落ちます。
9位ダイコン|約60日
一般的な秋どりダイコンでは、種まきから約60日で収穫できる品種があります。
10位葉ネギ|約60日
小ネギとして収穫する葉ネギは、種まき後60日前後がひとつの目安です。株元を残せば再収穫もできます。
寒冷地では「30日野菜」でも30日で採れないことがある
短期野菜は、品目だけでなく気温の影響をかなり受けます。
| 野菜 | 暖かい・適期 | 低温側の例 |
|---|---|---|
| コマツナ | 25~40日程度 | 70日以上になる場合あり |
| ミズナ | 25~40日程度 | 冬場60~80日 |
| ルッコラ | 春秋30~40日 | 晩秋60日以上 |
| チンゲンサイ | 夏30日 | 春・秋40~50日 |
空いた畝の期間別|どの野菜を選ぶ?
| 畝を使える期間 | 向いている候補 |
|---|---|
| 約3週間 | ベビーリーフ |
| 約1カ月 | ラディッシュ・コマツナ・ミズナ・ルッコラ |
| 1~1.5カ月 | シュンギク・チンゲンサイ・小カブ・ホウレンソウ |
| 約2カ月 | ダイコン・葉ネギ |
| 冬へ向かう時期 | 上記の日数より長めに見積もる |
最短で収穫したいなら「小さく採る」のも有効
ミズナは大株まで待たず小株で収穫、ルッコラは若い葉から摘み取り、コマツナも少し若めで収穫すると、通常サイズまで待つより早く食べ始められます。
まとめ|早く採りたいなら「30~40日級+種まき時期」で選ぶ
種まきから収穫までを短くしたいなら、普通サイズの野菜では、ラディッシュ、コマツナ、ミズナ、ルッコラ、シュンギクあたりが特に短期栽培向きです。
さらに早く食べ始めたいなら、ベビーリーフなら20日ほどから収穫を狙えます。
ただし寒冷地では「30日野菜」という数字をそのまま信じず、収穫予定日まで暖かい日が何日残っているかまで考えるのがポイントです。
収穫日数は、種苗会社が公開している家庭菜園向け栽培情報・品種情報を基に整理しています。


